眠りについて

犬・猫はすぐに行動に移れるように眠りの浅い時間が多くを占めています。睡眠不足になりやすく、睡眠不足は体調不良を招く原因となります。

睡眠は体はもちろん、脳も休ませている大切な時間です。この時間が不足してしまうと疲労回復が上手に出来ないため、免疫力が低下する恐れがあります。また、睡眠不足により食欲が落ちることもあります。栄養をしっかり取ることが出来なくなると、免疫力の低下にも繋がります。



犬・猫の睡眠時間   1214 時間程度

犬・猫の一日の睡眠時間は、成犬・成猫が平均12〜14時間程度、子犬・子猫や老犬・老猫の場合は1日のほとんどを睡眠に費やします。眠りの浅い時間が圧倒的に長く、寝たり起きたりを繰り返しながら、1日に必要な睡眠時間を確保しています。一度に寝る時間は、犬の場合60分弱、猫の場合100分弱程度と言われています。

犬・猫の睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠に分けられます。

レム睡眠: 浅い眠りですぐに起きれる状態。全睡眠時間の約80%を占める。体は眠りの状態で、脳は起きている状態。夢を見て手足や尻尾を動かすことがある。
ノンレム睡眠: 深い眠り。呼吸は穏やかで、脈拍は遅くなり、血圧や体温が低下。安心できる環境がなければ深い眠りを迎えにくくなる。

心身ともに健康を維持するためには、犬・猫は人よりもこれほど長い睡眠を確保することが必要なのです。
安全が確保された家庭で飼われている犬・猫の場合は、より睡眠時間が長くなる場合もありますが、逆にストレスがかかっている場合は睡眠が短くなる傾向があります。



 

理想的な環境

温度  22 ℃位
湿度  5060 %位

眠りの浅い時間が圧倒的に多い犬・猫にとって、安心して休める環境を確保することはとても大切です。


★適切な温度・湿度★

温度22℃位、湿度50〜60%位が理想的です。
夏場だけでなく冬場の温度・湿度管理にも注意が必要です。
冬場は、寒すぎると心身にストレスを感じ、抵抗力が低下して体調不良を起こしやすくなったり、乾燥しすぎると喉や鼻の粘膜が乾いて免疫機能が低下する傾向があります。
理想的な温度・湿度を維持してあげましょう。急激な温度変化にも注意が必要です。


★ペットの専用スペース★

適度なサイズのサークルやベッドをペットが安心して休める場所に設置しましょう。
ペットが安心できる専用スペースを維持するために、専用スペースを頻繁に移動したり、使い慣れたサークルやベッドを頻繁に交換したりすることは避けましょう。


★清潔な状態★
ペットの専用スペースを清潔に維持することは、ペットにとってやさしいだけでなく、一緒に暮らす人にとってもメリットがあります。 例えばアレルギーの原因になるダニ。家の中にいる代表的なダニは、「チリダニ」と言われる0.1〜0.3mm程の肉眼では見えないほどの小さなダニです。 チリダニが好む環境は、温度25℃〜30℃、湿度60%〜80%(チリダニが最も繁殖しやすい環境)と、人やペットが過ごす室内環境と同じなのです。
チリダニは、人や動物のフケや垢、食べ物のカスなどの動物性タンパク質を主食としています。したがって、ペットが長い時間を過ごす「ベッド」は、チリダニのエサが豊富なのです。 また、隠れやすく外敵の影響を受けにくい場所を好むため、繊維が密集しているところはチリダニにとっては最適な環境なのです。 チリダニにとって最も理想的な環境と言えるのは、なんとペットが長時間過ごすベッドなのです。 ベッドはダニの温床となりやすいため、出来るだけ洗えるベッドを使いましょう。



 

一日の平均的な総睡眠時間比較

動物の名前 一日の平均的な総睡眠時間*
コウモリ 20時間
コアラ 20時間
トラ 16時間
リス 15時間
フェレット 15時間
フクロウ 15時間
ハムスター 14時間
ライオン 14時間
犬・猫 12〜14時間
子犬・子猫、老犬・老猫、大型犬はより睡眠時間が長い傾向
ネズミ 12時間
12時間
ウサギ 11時間
イルカ 10時間
アヒル 10時間
ヤギ 5時間
4時間
4時間
3時間
3時間
キリン 2時間

* 動物の睡眠には個体差があります。