おもちゃのそばで犬用ベッドに横たわり、目を閉じている愛犬

犬が新しいベッドで寝ないとき、最初の7日間に何を見る?

投稿者:

「新しく買ったベッドを使ってくれません」というご相談をよくいただきます。せっかく用意したのに、愛犬がいつもの場所で寝ていると「気に入らなかったのかな」と不安になるかもしれません。しかし、初日の様子だけで判断を急ぐ必要はありません。

私はこれまで、いつも複数の愛犬と暮らしてきました。犬同士はもちろん、人とも気持ちよく暮らせるように、子犬の頃から大切にしてきたのが「社会化」です。日常のさまざまな音や、初めて会う人・犬にも少しずつ慣れ、人間社会で快適に過ごしてほしい。そんな思いから、歴代の愛犬をしつけ教室に通わせてきました。多頭飼いのわが家では、みんなで穏やかに暮らすためにも大切にしていることです。

その教室で教わり、毎回取り入れてきたのが「クレートトレーニング」です。クレートの中で落ち着いて過ごすことに慣れてもらい、安心して休める場所にしていきます。そのとき、少しでも心地よく眠り、休息を取ってもらえるように、クレートの中にベッドを敷いてきました。

大切なのは愛犬を無理にベッドへ乗せず、自分から近づく様子や休む場所を丁寧に見守ることです。ここでは最初の7日間を観察の目安として、私が愛犬たちと実践してきた工夫と、新しいベッドを使わないときに確認したいことをご紹介します。

1〜2日目:まず「いつもの休み方」を見る

ベッドを置いた直後は「すぐに寝るかどうか」だけを見るのではなく、愛犬が普段休んでいる場所との関係を観察します。ベッドのそばで休む、においを嗅ぐ、前足を乗せるといった小さな変化も大切な手がかりです。

私が子犬に最初に用意してきたのは、クレートの中に敷くベッドでした。サークルの中にクレートを置き、スペースがあればその横にも通常のベッドを配置していました。これは、クレート用のベッドだけでなく、成犬になってからリビングなどで使う通常のベッドにも、子犬のうちから慣れてもらうためです。限られたサークル内にも置き、その存在を身近に感じてもらうことから始めていました。成犬になってから新しいベッドを買い足す場合は、現在よく休んでいる場所の近くに置き、愛犬が自然に近づけるか確認してみましょう。クレートを使用する場合も、その子の様子を見ながら落ち着いて過ごせるよう段階的に慣らしていくことが大切です。

前足を犬用ベッドに乗せ、おもちゃを確かめる愛犬
愛犬がベッド上のおもちゃに近づく様子。

3〜4日目:近づくきっかけを、安全に試す

子犬に二つ目のベッドを用意する際は、ベッドの面が見えなくなるほどおもちゃを敷き詰めてきました。ベッドを「おもちゃで遊べる楽しい場所」「良いことが起こる寝床」として強く印象づけたかったからです。ベッド自体をかじって壊すことから関心をそらし、ベッドを壊すよりおもちゃで遊ぶ方が楽しいと感じてもらうことも、大きな狙いでした。加えて、ベッドの上をおもちゃででこぼこにし、排尿には別の安定した場所を選んでもらう狙いもありました。遊び、休む場所とトイレを区別して覚えてもらうための工夫です。噛み心地や遊び方の異なるおもちゃを選び、愛犬が自分で選んで遊び、その場所で寛ぎ始める様子を見てきました。成犬の新しいベッドでも、おもちゃに興味を示す子には同様の工夫を取り入れています。

私がそばで撮影した写真と動画では、愛犬がベッドの上でおもちゃを選び、横になって目を閉じる様子をご覧いただけます。

もう一つ、私がぜひおすすめしたいのが「ベッドの上でおやつを与えること」です。愛犬が自らベッドに乗り、その上で私と目が合った瞬間におやつを与えます。単にベッドへ近づいただけでは与えません。日常のしつけでもアイコンタクトを大切にしているので、ベッドの上でも同じように、目が合ったらご褒美をあげてきました。新しいベッドをスムーズに使い始めるきっかけとして、非常に手応えを感じている方法です。

おもちゃは愛犬の体格や噛む力に合ったものを選び、遊んでいる間は見守ってください。写真や動画のぬいぐるみも、私がすぐそばにいるときに使ったものです。目を離すときや留守番時は、おもちゃを片付けます。布や部品を噛み切って飲み込む恐れがある子には、この方法は行わないでください。おやつの種類や量は、その子の体調や普段の食事に合わせて調整しましょう。

模様入りの犬用ベッドに複数のおもちゃを置いた様子
いろいろなおもちゃを敷き詰めたベッド。
私がそばで撮影した短い場面をつないだ43秒の動画。おもちゃを物色し、横になって目を閉じる様子。無音。

5〜7日目:においと寝姿、場所の選び方を見直す

新しいベッドを用意したときやカバーを替えたときには、私が着ていたスウェットをベッドの上に置いてきました。すると愛犬は、その衣類をホリホリと動かし、自分で丸めて、その上で休むことがよくありました。そのうち、衣類がなくてもベッドで休むようになっていきました。衣類を噛んだり飲み込んだりする恐れがある場合は置かないでください。

あわせて、愛犬が日常で選ぶ休む場所にも目を向けます。私は一頭の愛犬に対して複数のベッドを用意し、キッチン付近や寝室、直射日光の当たらない窓際など、過ごす場所に合わせて配置してきました。もし愛犬がベッドに乗ってもすぐ降りてしまう場合は、サイズや縁の高さ、乗り降りのしやすさを確認します。一方、別の場所で寛いでいるのであれば「新しいベッドを使わないこと」を問題視せず、愛犬にとって選択肢の一つが増えたと捉えることができます。

おもちゃのそばの犬用ベッドで目を閉じて休む愛犬
おもちゃのそばで、ベッドに横たわる愛犬。

使わないままのとき、急がず見直す

私がしないと決めているのは、愛犬を抱き上げて新しいベッドへ無理に乗せ、その場で寝かせようとすることです。おもちゃやおやつを活用する場合も、愛犬が自発的に近づく余白を残し、飼い主が見守れる範囲内で行います。

最初の7日間は観察の目安であり、使い始める期限ではありません。特に子犬はまだ成長の途中です。性格やこれまでの生活環境も一頭ずつ違うため、短期間で使わなくても諦めず、愛犬のペースに合わせて長い目で、忍耐強く見守ってあげましょう。その間に設置場所、日頃好んでいる床材や寝床、ベッドの広さや質感を見直すこともできます。おもちゃへの関心が薄い子に、同じ工夫を無理に続ける必要はありません。なお、以前の寝床すら避けるようになったり、横になる・立ち上がる動きに異変が見られたりするなど、体調や様子の変化が気になる場合は「慣れていないだけ」と判断せず、獣医師へご相談ください。

愛犬が選ぶ過程を、急がせない

新しいベッドで寝たかどうかという結果だけでなく、近づいたか、遊んだか、どこで休んでいるか、乗り降りに不便はないかといった経過を見守ります。目の前の愛犬の反応に寄り添いながら、できることを一つずつ試してみてください。

寝床を見直す際の選択肢として、ロイヤルベッドのサイズと仕様もご確認いただけます。

参考資料

・Cornell University College of Veterinary Medicine: Dog crates: When to use them and how to pick one(クレートへの慣らし方・サイズの参考)

・ASPCA: Position Statement on Dog Chews/Treats(噛む物の選び方と見守りの参考)

著者プロフィール

山本健一と二頭の愛犬
山本健一と二頭の愛犬。

山本 健一

オープンセオリー株式会社 代表取締役

福岡県生まれ。米国の高校・大学を経て帰国し、外資系企業に16年間勤務。愛犬の介護をきっかけに退職し、2015年にオープンセオリー株式会社を設立しました。自身の愛犬介護の経験や国内・海外におけるペットがいる生活を原点に、ペットと飼い主様の暮らしに寄り添う商品開発に取り組んでいます。現在、ペットは愛犬2頭、愛猫3頭。

※本記事は、私がこれまで愛犬と暮らしてきた体験と主観に基づいています。

犬のベッド|アンベルソ

愛犬の生涯に寄り添うトータルヘルスケア|アンベルソ

高級・高品質な「日本製の犬用ベッド」と厳選された「プレミアム ドッグフード」で、
健康で幸せな毎日をサポートします。

アンベルソ・オンラインストア


犬のベッド|アンベルソ公式ブログ

主な正規取扱店

関東

東京 中央区 日本橋三越本店
東京 世田谷区 玉川高島屋
東京 港区 高輪ゲートウェイNEWoMan
東京 港区 六本木ヒルズ
埼玉 伊勢丹浦和

関西

西宮阪急(阪急ハロードッグ)

主な正規取扱店

関東

東京 中央区 日本橋三越本店
東京 世田谷区 玉川高島屋
東京 港区 高輪ゲートウェイNEWoMan
東京 港区 六本木ヒルズ
神奈川 横浜 そごう横浜
神奈川 横浜 東急百貨店たまプラーザ店
埼玉 伊勢丹浦和

関西

西宮阪急(阪急ハロードッグ)


愛犬の眠りを変える、究極の犬用ベッド「ロイヤルベッド」

犬のベッド|アンベルソ公式ブログ
「最高峰の品質が、特別な時間を彩る」|ロイヤルベッド